Star Ocean 1st

Switchへの移植は完全なサプライズだった。
早速購入してプレイする。

予定では2周行う。1周目は、PSP版のプレイ記録をリライトするように書く。


START 2019.12.22 18:23









[#01] Dec.22

宇宙暦346年
今、未知の力により
新しい時代が始まろうとしていた
それは神の意思か?
それとも運命のいたずらか?
それでも人類は
前人未到の地へ進む
人は云う
「宇宙は星の海」だと・・・

SO1-01

直前に惑星イセ爆破のイベントが入るのは同じだが、PSP版からはフルボイスに。
さらに、イベントと上記のテロップが日本語に変更された。
SFC版では、ここでのボイスは英語だったのだ。

順序が逆だが、PSP版からはOPが入る。
今回は曲が変更され、「新しい一歩」が使用されるが・・・どうも乗れない。
選ぶなら、やはりPSP版の「Heart」だ。旅人にふさわしい名曲である。


物語は、ムーア大陸の南端に位置するクラトスの村から始まる。
ドーン:暇だなあ
ラティ:暇ってことは、平和ってことだから

ここでドーン、ミリーについて語る。

SO1-02

だが後ろから本人が登場。殴られる。
しっぽ立ってるよ、これはSFCでは表現できなかったことだ。


ここでメニューを開くことができる。
ステータスに変更がある他、この時点でミリーがバトルメンバーに入っている。
確か、SFCだとミリーはLv1の時点でヒールを使えなかったはず。今回はLv1で習得。
また、画面をスクロールするとタレントを確認できる。後々クリエイトをやる時に重要になる。
ミリーのタレントは、PSP版以降は固定となった。
そして今回もドーンはタレント無し・・・やはりプロローグで離脱してそれきりなのか?

隊列も仕様変更がある。これはSO2と同様だろう。
SFC版のアストラルシフト(台形フォーメーション)が使えないのは残念極まりない。


詰め所から出てすぐではなく、一通り見回りしてから盗賊が襲来。
ドーン:野郎ッ!白昼堂々と襲撃かよ!!
盗賊と2回のバトル。相手が3人に増えている。こっちも3人だから?

SO1-03

台詞に注目。2人と言っている。
SFC版から変更し忘れたのか、わざとなのかは謎である。
PSP版の時点でボイスが入ったので、再録しない限り今回は変更できない。
親分ベアードは結構な強敵だが、ミリーに回復してもらいながら攻撃すれば勝つには問題ない。


ボイスといえば、今回はSFC版とPSP版、2種類のボイスが入っている。
このためにSFC版の声優陣を集めたのだろう。
SFC版はもう23年以上も前の作品だというのに、よく集まったな・・・。
切り替えは全キャラ一括でしかできない。

特筆すべきはPSP版ドーンのCV、伊藤健太郎さん。
テイルズオブファンタジアのチェスターと同じだが、狙ったとしか思えないほど非常に共通点が多い。


翌日も、自警団の詰め所に行く。
SFC版のラティは遅刻常習者だったらしいが、その設定は消されたようだ。
逆に、最近眠れないらしい。

村人から昨日のお礼が届いている。ブルーベリィ5個とホイコーローだ。
なんでラティの好物が・・・?
どうやら、ラティのファンが作ったものらしい。

今日は非番なので、自由に行動できる。
クールまで行ってみたがノーイベント。
SFCよりはすぐ行ける。途中のメトークス橋で画面切り替えあり。

帰ってきたところで、クールで奇病発生という手紙。
ミリーの親父さん、マルトスさんが行くことに。
その夜はラティもミリーも黙っていた。

その奇病とは、マルトスさんでも治療できない強力な伝染病。
人が石になる病気なんて聞いたこともない。
実際にクールへ行ってみると石像だらけだ。

クラトスに戻るが、夜遅くミリーが出て行く。
1人でメトークス山の薬草を採りに行くつもりだが、ドーンにはお見通しだ。
しかし、ドーンの様子がおかしい。
こういう時、ミリーが真っ先に頼るのはラティ。
よくある三角関係だ、一言でまとめれば。


メトークス山は、SFC版はフィールド扱いでセーブ可能だったが
PSP版以降はダンジョン扱いに変更された。BGMも新曲に。
ここに限らず、マップも大幅な違いがある。SFC版の攻略本を持っているが、役に立ちそうもない。
謎解きなんかはすべて記憶してるし。

ここでの要注意モンスターといえば、フェルウォーム。強制エンカウントが2回ある。
結構硬いが、SOでは硬いより速い敵の方が対処しづらい。

どうやら、ドーンも石化病にかかってしまったようだ。
それでも山頂まで行ってみると、ムービーが入る。

SO1-04

どこからともなく現れた、地球人が2人。ロニキスとイリアだ。
細かいところで台詞がいろいろ変更されているが、流れは同じ。

宇宙船カルナス、それがロニキス達のホームシップだ。
宇宙歴346年、西暦に換算して2432年の先端技術が使われている。
動く歩道や自動ドアは20世紀終盤にはあったものだが、医療システムはさらに進化しているのだろう。

変更点といえば、まずメディカルルームにセーブポイントが設置された。
SFC版ではメトークス山でフィールドセーブできるが、
カルナスに入ったらしばらく中断できないという困った仕様である。

他にもエレベーターが1台になった他、バーチャル系のシステムがカットされた。
あと、1階の搭乗口で「出たら即死」という会話が追加。
入り口に近づくとミリーに止められる。

SO1-05


イベントの大まかな流れは同じだが、順番や台詞など変更点は数多い。
フェルウォームとの強制バトルも、2回から1回に減った。
奇襲されるタイミングも変わり、現場にロニキスがいなかった。
ラティの血がかかった瞬間、イリアの目にはフェルウォームが映らなくなったという。
消えた・・・?

それはおそらく、ローク人の血液が地球人とは大幅に異なるから。
ロークが石化病ウイルスのターゲットになった理由にもつながるだろう。
あと、ロークからレゾニアが持ち出したっぽい石像の人数が大幅に減少。2000万が20万になった。
しかし20万でも多い。本当にどうやって持ち出したんだ?

この石化病は天然のウイルスによるものだから、宿主(ホスト)の血液を採取すれば薬になる。
レゾニアと交渉しようと地球に向かったその時、向こうから休戦協定の申し入れが来た。
地球との戦争はレゾニアの本意ではなく、第3勢力の脅迫によるものだった。
星ひとつ破壊する新兵器を持つらしい。

石化病のホストは、300年前に倒されたという魔王アスモデウスと判明する。
ロークでは伝説になっているような存在だ。

SFC版では、この時点でアスモデウスの存在は明かされず
「ウイルスの出所はわかっているが、今では役に立たない」とだけ説明された。
漫画では、ロニキスが機密データを調べてアスモデウスの情報を入手。
こう考えると、SFC版のストーリーの説明不足が目立つ。
原因は容量不足で間違いあるまい。もとよりSFCに入れるのが無茶なボリュームだった。


ウイルスを300年前から保存していたというのなら、過去に戻りでもしない限りホストの血液を入手することはできない。
が、過去に戻る方法なら手がある。
惑星ストリームのタイムゲートを使うという方法が。

タイムゲートの外見は変わってない。SFC版やSO3のままだ。
あの声、FD人か?
一行の申請は許可され、ラティ達は300年前のロークへ向かう。

0:55
ラティ:Lv6 ミリー:Lv6



[#02] Dec.23

時空を超えて、300年前のクラトス――この時代ではクラートと呼ばれる村に降り立った。
SFC版ではムーア大陸南の海岸に降りたが、PSP版以降は村に直接移動したわけだ。
ところが、ミリーとロニキスがいない。離れた場所に飛んだらしい。

さらに言うと・・・イリアの服装、ロークの住民から見るとあやしい。
服を調達するイベントは、3通りほど方法があるのだが
SFC版と異なり、結局着替えることなく旅を始めることとなる。
これは大人の事情・・・なのか?

イリアの初期Lvは、SFC版のLv7からLv5に下がった。
さらに、タイムゲートを通る時に武器や通信機は持ち込めないため
アクセサリ以外全ての装備が所持品から消えている。
リトルバニー程度ならなんとか倒せるが、この状態でホーンドウルフと戦うのは結構きつい。
なお、その辺配慮してSFC版でだけは、次に向かうホットの町までエンカウントが発生しない。

ついでに言えば、丸腰のはずなのにバトル画面ではラティは剣を持っている。


300年後と変わらない街道を歩き、ホットにたどり着く。
現代のクール村だが、この正反対の名前になぜ変わったのだろうか?

SO1-06

SOでは常連の方向音痴な旅人、ラドルである。
初回なので、道を尋ねてくるのはこの一度のみ。
シリーズを重ねるごとにイベントの回数が増え、BSでは漫画版にも登場した。

町に入ってすぐ、流浪の剣士シウスが登場する。
CVはSFC版から変わらず東地宏樹さん。トライエース作品の常連で、CVが一新されたPSP版でも交代しなかった。
ホットに入る前にセーブデータを取り置きしたが、
ボイス設定がFDR版(SFC)でもFD版(PSP)でも違いは無い。

SFC版でボイスが入るのはバトル中だけなので、
道具屋のバダムさんをはじめとするサブキャラもPSP版のボイスで固定となる。


この先に備えて武器が欲しいので、町入り口の露店で長剣を購入しようとする。
確かにこの商人あやしいかも・・・と思ったらシウスが乱入し、

SO1-07

商人を殴り飛ばした。なんとまあ豪快な。
なお、この商人は以降「……。」しか言わない。多分生きてない。

次に行く町、ポートミスに入るには通行証が必要となる。
シウスとともに、道具屋で依頼を引き受けてから出発だ。
SFC版では通行証の受け取りに1日待つ必要があったが、今回はすぐもらえる。

スキルギルドがあるのも、この町から。スキルの内容はSFC版から変更あり。
この辺のシステムはSO2をベースに作られているようだ。
感覚1はホットにしか売っていない。買い忘れ注意。


それでは、メトークス山を越えてポートミスへ行こう。
シウスの初期Lvは、イリアとは逆にSFC版より上がっている。Lv7から10になった。

フェルウォーム、キラービー、リトルバニーなど、現代にいた敵には今さら苦戦することはない。
新登場のスライムにさえ注意すれば。
SO1では、この手のモンスターは分裂する。
数が増えるがHPが半減し、経験値も2体分もらえるので総合的には得だ。

山を下りてからポートミスまでの街道では、ブッシュワーカーが出現。
SFC版ではムーア大陸の強敵として有名だった。
Lv7だと一撃で100ダメージ以上は受けるほどで、出くわすと全滅の危険すらある。


通行証を提示すれば、ポートミスに入れる。港がある城下町だ。
PSP版以降、BGMが「Sunny Place」に変更された。もとはヴァン城下町の曲である。

SO1-08

武器屋で預かる荷物は、この大きな彫像だ。
実は、これきりの物ではない。ある条件を満たせば、再び物語に現れる。
ついでに買い物もしよう。サーベルやバンデッドメイル、ナックルなど、装備を強化だ。
消耗品の補充は次でいい。

なお、この武器屋はパパスという。DQ5で聞き覚えがあることだろう。
さらに付け加えると、ポートミスの食料品店の主はママスだ。マーサではない。


ホットの道具屋に戻り、依頼を完了した後
シウスを仲間に誘うか選択肢が出る。非常に大きな分岐だ。
初回だし、入れよう。

メトークス山に廃坑があるという話も聞けるが、中は強い魔物ばかり。
現時点での探索はしない方がいい。
SFC版なら、なんとかたどり着ける場所にドワーヴンソードがあり
回収できれば後が一気に楽になるのだが。
PSP版以降では、ボスを倒さないと回収できない位置に移動された。

1:26
ラティ:Lv10 イリア:Lv10 シウス:Lv12



[#03] Dec.24

再びポートミスに来た一行。
ミリーやロニキスと合流したいが、ムーア大陸にはいないようだ。

港からはアストラル大陸行きの定期船が出ているが、海賊が大暴れしていて運休中。
ここは、海賊退治を引き受けるとしようか。
選択肢で「果報は寝て待て」を選んだ上で、
宿屋に20回泊まれば退治する必要がなくなるらしいが・・・。

ついに初のダンジョン探索だ。
BGMは「Dim」、SOでは定番な感もあるダンジョン曲である。

SFC版のダンジョンマップは役に立ちそうもないと思ったが
骨組み部分は変えていないことが判明。
海賊のアジトでは、火打ち石とガスの仕掛けは健在。滑る床が追加された。
逆に、ダッシュで壊す壁はない。
SFC版ではスキルによってダッシュが使用可能になり、ここまでに習得しておく必要があったのだ。

PSP版からスキル関係なしにダッシュでき、さらにSwitch版ではRZホールドでさらに加速する。

プロローグでのイベントと同様に、ダンジョンを探索している間も
随所に攻略のヒントとなる会話が入る。これも変更点だ。


出現する魔物は、ムーア大陸のフィールドより一段階強い。
敵味方ともに紋章術は一切使わず、物理攻撃のみでの勝負だ。
探索中の回復もアイテムに限られる。
序盤から薬草学のスキルを上げ、ブルー&ブラックベリィの回復量を増やそう。

フィールドにもいるホーンドウルフやブッシュワーカーには、そろそろ慣れてきた頃だ。
だが新顔は、毒攻撃を持つバンデッド、最大6体で出るコボルド、攻撃力の高いロバーアクスと強敵が揃う。
PSP版より、敵に攻撃される頻度が上がったように思えるのは気のせいか?
その一方、ブッシュワーカーとバンデッドの盗賊コンビは1体100フォル持っている。
今まで以上のペースで金が稼げるというわけだ。


道なりに進むと、奥で強制バトル。
ここで初めて、ボス戦BGM「Dancing Sword」が聴ける。SFC版から定番の名曲だ。

海賊ヴェルカントがここで初登場。
HP2500と非常に高いので、同時に出るブッシュワーカーとロバーアクスを倒してから
挟み撃ちして切り崩すとしよう。
全属性弱点だが、この時点ではラティの紅蓮剣くらいしか突く手は無い。

SO1-09


ここで手に入る火打ち石が、最深部へのキーアイテムだ。
アジト内の4か所で、ガスに点火できる。
実はSFC版に限り、発火すると全員のHPが1になる(ただし、ある方法で回避できる)が
PSP版からはこれが無くなった。

ただし、地下2階のガスは発火すると逆に面倒なことになる。そのままにしよう。

地下3階に、ヴェルカントのボスがいる。
HPは5000とさらに高く、さらにヴェルカント1体も同時出現。
とはいえ、挟み撃ちにすれば大したことはない。
手下を倒すまでは、全員のHPに気を配っておこう。300以下になったら回復する。

このバトルに勝てば目的達成だが、さらに奥に進むとオカリナの音が聞こえる。
ここで登場する猫娘は、今のところは正体不明だが名をペリシーという。
かなり後になるが、仲間にすることが可能だ。


ポートミスに戻り、ミッションコンプリート。
今回限り、無料でアストラル行きの船に乗せてくれる。

その前に、ちょっと休憩。
スターオーシャン名物、プライベートアクション(以下、PA)を見ておく。
街の入り口でPAを起こすと、滞在中は自由行動になる。
仲間が関与するイベントが発生することもある。

例えばこのポートミスでPAを起こすと、シウスは酒場にいる。

SO1-10

ボイスが入っており、本当にうまそうに酒を飲みまくっている。
SFC版では、選択肢によりラティも飲むことができたが
PSP版以降、このイベントに限らず一切飲まなくなった。未成年だからね。

しまいには、どこからか現れたゴロツキをシウスが挑発。
SFC版では実際にバトルになる。

と、今後も町でいろいろなPAを見ることができる。

2:06
ラティ:Lv13 イリア:Lv13 シウス:Lv14



[#04] Dec.25

・・・着いた。ここがアストラル王国領オタニムだ。
とりあえずは、アストラル城に向かってみよう。
どうやらシウスは行きたくないらしいが・・・。
SFC版の「ギク」の代わりに、少し後ろに下がった。
うまい酒の話を聞き、イリアは乗り気。実はシウスに負けないほど酒好きなんだよね。
アストラルでは、度数普通の米酒が有名らしい。

SFC版ではこの後、アストラルと酒の話をした船乗りが
シウスによって海に突き落とされるシーンがあった。
PSP版以降はカットされている。

BGMは「Innocence」。
今作のメインの町BGMだが、PSP版ではクラトス、ホット、オタニムの3か所でしか聴けない。


これもSFC版に限り、この時オタニムでPAを起こすと夜になり、宿に泊まることになる。
PSP版以降は、自発的に宿泊することで同様のイベントが発生。

ヴァン王国のイオニスにいるミリーとロニキスに場面が移る。
この台詞はPSP版のPVに使われていた。

SO1-11

ずっと地球に住んできたロニキスにから見れば、この惑星ロークは小説の世界のよう。
西暦21世紀の地球人から見てもそうなのだから、無理のない感想だ。
そう話すと、ミリーから提案がひとつ。紋章術の習得を。
ローク人特有だと思っているものが自分にも使えたら、世界はひとつだと信じられるだろうから。


ラティ達は、街道沿いに南西に進路を取る。次の町はタトローイだ。
SFC版では砂漠地帯だったはずだが、今回は緑が広がっている。

今でも攻撃力の高い、ロバーアクス5体にはかなり苦戦した。攻撃力上がってないか?
4回のエンカウントのうち、3回がサンドウォームだったのは助かった。
硬いが鈍重なので、大したことはない。


タトローイといえば、闘技場で有名な町だ。
この通り、いつ来てもすごい数の観客がいる。
話しかけられる観客の数はSFC版よりは減ったが、それでも多い。

SO1-12

BGMは、SFC版で闘技場内に使われた「Sunny Place」が町に移動し
闘技場では「First Experience」に変更された。
シリーズのメインテーマ「Star Ocean Forever」を一部取り入れた曲だ。
ちなみにSO4のタトローイはSFC版と同様。
町に入った時の「Innocence」は、オールドファンには最高の演出だった;w;


闘技場のルールは、SFC版から変更無し。

・シングルバトルのみ
・H~Aランクの8段階
・各ランクとも5回戦

闘技場の戦歴は個人ごとに記録されるため、特定の仲間でAランクに挑みたいなら
そのキャラでHランクから始めなければならない。
複数人やるとなると少し面倒だ。

まずは、ラティが挑んでみよう。
他の仲間は観客席から応援してくれる。
シウス:やっちまえ!
イリア:負けたら承知しないわよー!


出てくる敵の顔ぶれは、やはりSFC版から変更がある。

H:ブッシュワーカー、スライム、コボルド、ロバーアクス、ヴェルカント
G:サンドウォーム、フッド、マンドレイク、アームドナイト、ヴェルカントボス
F:ストローパー、サーヴェン、プリティベル、マギウス、ジャイアント

タトローイに初めて来た段階のLv15前後でも、Gランクまでは勝てるだろう。
もちろん装備を揃えておけばの話だが。
ラティで挑むなら、この町で売っているシンクレアーが必須だ。

Gランクの最後に、つい先日仕留めたばかりのヴェルカントボスがいる。
実のところ、1人でも十分勝てる相手だ。
しかし、Fランクのジャイアントは強い。一撃で650ダメージを与えてきた。
当たったら終わりの、やるかやられるかである。

賞品も変更され、ランクと時期相応になった。
SFC版では、Fランクを制覇すると音楽セットがもらえる。
クリエイトのアート(複製)で、1個60000フォルで売れるトランペットを複製するという資金繰りができたのだ。
さすがに問題視されたか。

町の方では、このタトローイに有名な剣士が来ているという話も聞ける。
有名な剣士とはアシュレイだろうが、シウスが仲間にいると会えない。
一応捜してみたが発見できなかった。

2:38
ラティ:Lv17 イリア:Lv13 シウス:Lv14



[#05] Dec.26

では、アストラル城下に行くとしよう。
山の頂上にあるため、川を上る船か、あるいは魔物だらけの洞窟か、その2つしか行く手段が無い。
どうしても鍛えておきたいというのでなければ、船を使おう。
SFC版では1人30フォルだが、PSP版では無料になった。

アストラルは、高地民族ハイランダーの住む町だ。
やはりシウスの様子がおかしい。

そこに、アストラル騎士の一団が通りかかる。
SFCでは馬に乗っていたが、今回は徒歩だ。

SO1-13

先頭にいるのが、騎士団長のフィア。
早速シウスと火花を散らせる。実は幼馴染なのだ。
やたら口の悪いシウスの影響を受けている?


宿屋での会話も、SFC版より長くなった。
ラティが、シウスに剣選びを手伝って欲しいと。
戦士の町だけあって、武器屋の品揃えがいい。

スキルギルドでは、全系統のLv2スキルが揃う。
しかし、SFC版のアストラルでは戦闘スキルを全部売っていた。
リンクコンボが戦闘3に入っていた。必殺技を連発できる、強力なスキルだ。
タトローイで稼いだ金でこれを買い、戦力を一気に増強するのがSFC版における定石である。


その夜、アストラル城で――

SO1-14

ライアス騎士団長が襲われる。
事件を告げる、騎士団の暗号音。
まさか、犯人はフィア?

夜のうえに緊急時で船は動いていない。
ならば、逃走経路は洞窟だけだ。
事件に気づいて、シウスが先回りする。
この時、ラティとイリアが追いつくタイミングがSFC版より早くなった。
あと、イリアからの「フィアと仲直りするチャンスでは?」という会話が削除。

・・・このフィア、口調がおかしい。
それに対するシウスの指摘は見事に的を射ている。
シウス:フィアを陥れようってんならテメェ・・・ぶっ殺す!!
???:言葉が汚いのはお互い様だろ?

声の主は本物のフィアだ。

SO1-15

SO1-16


真犯人は、やはり魔物だった。ダースウィドウという。
アストラル洞窟を下って追跡し、タトローイ手前でバトルとなる。

ここの強敵はアームドナイト。ATKとDEFが高い。
SFC版では剣投げが3~4HITし、一瞬で800ダメージを与えてきたものだが
今回は1HITしかしなくなり、かなり弱体化した。

他には、フッドがPSP版から麻痺攻撃を習得。
ブルーベリィやブラックベリィだけではなく、状態異常の回復アイテムもいくつかは買っておきたい。
マンドレイクやプリティバニーあたりは大したことない。


せっかくなので、フィアを操作してみる。
初期LvはSFC版の15から、20に上がった。
飛翔剣(レイヴンソード)という剣術の使い手で、短剣を操る。
二刀流なのに盾を装備できるのはこれいかに?

ただ、SFC版とは異なり通常攻撃の射程は短い。
アームドナイトのように、複数回HITする剣投げだったのだ。あれは強かった。
初期習得のレイヴンソードはSFC版同様の剣投げだが、1HITだ。


タトローイ側の洞窟出口で、ダースウィドウに追いつく。
取り巻きのストローパー3体は、分裂する上に攻撃に石化の効果あり。
2個くらいでいいからキュアストーンが欲しいところ。
今回は食らう前に片付けたが。

ダースウィドウだけになれば、前衛4人がかりでハメることは難しくない。
むしろスペースのつぶし合いになりそうだ。
操作をラティに切り替え、空破斬を使えばよかったか?
PSP版では速度が落ちて使いづらくなったが、SFC版の頃は牽制に最適な技だった。
いざとなればこれだけで戦うこともできる。


帰りは自動で、アストラル城下町まで戻ってくる。
ライアス団長は絶対安静ながら大丈夫そうだ。

このルートでしか見られない、シウスとフィアの会話。
シウスが旅に出た理由は、一言で言えば強くなるため。
堂々と騎士団長を務められるくらいに。
それともうひとつ、ラティとともに旅をしてみたい。

「騎士は主君に殉じ、流浪の剣士は己の剣に全てを捧ぐ」。
初プレイ時は特に気に留めなかったが、今聞くとこの言葉の意味をストレートに感じられる。
旅人になってから4年、Blackの旅もまだ続く。


翌日、魔物退治の報奨が届けられた。
ルナタリスマン、シンデレラグラス、それにスキルポイントが200。
SFC版では、SPは30だった。

さらに、パージ神殿の情報が得られる。
実際に行くかどうかは、ここでの選択肢次第。
順当な初回プレイなら行くところだが、今回はパス。
この後やる2周目と、パーティメンバーの重複をなくしたい。

SFC版では、選択肢を選んだところで会話が終わるが
PSP版以降は次の目的地に関する会話が続く。
パージ神殿に行かないなら、西の港町トロップに向かうこととなる。


トロップに入るとすぐイベント。

SO1-17

ムーア大陸の方に、流れ星か何かが落ちた。
ラティの時代には「星の船」として伝えられている、どこかの宇宙船だ。

ここから陸路で戻るのは面倒だが、ちょうどいいことにトロップからポートミス行きの臨時便が出ている。
しかも、SFC版とは異なり帰りもトロップ行きの船がある。
昔はオタニムから徒歩しかなかった。この違いは大きい。

この宇宙船は、地球やレゾニアの型とは異なる。
となれば、おそらく例の第3勢力か。
同じくアスモデウスを狙い、惑星ロークに来た連中だ。
先を越されてはならない。急ごう。

SO1-18

このイベントの最後に、イリアの台詞が1つ追加。
地球の宇宙船と、似ているところもある・・・?


前述の通り、SFC版では帰りはオタニムから徒歩でトロップまで行くしかない。
その途中、タトローイで闘技場に挑むのが定番だった。
SFC版の高速空破斬を使えば、この段階でもCランクまで制覇できる。
それで七星奥義を習得し、さらに戦力強化という定石である。

今回は同じ手は通じない上に、七星奥義自体に無理に早期入手するほどの魅力も無くなった。
まだ後回しにして、トロップに戻ろう。
そして、エクダート行きの船に乗り換える。

おまけに1枚、アストラル城下町の宿屋で。
どこかで聞いたような台詞だと思うのは気のせいか?

SO1-19

3:24
ラティ:Lv19 イリア:Lv17 シウス:Lv17



[#06] Dec.27

この物語で訪れる3つ目の大陸、シルヴァラント。
ムーア、アストラル両大陸よりも広く、2つの国に分かれている。
南側がヴァン王国、北側がシルヴァラント王国だ。

ヴァン王国のエクダートに、船は到着する。

船を降りた直後、見覚えのある人が目の前を走り過ぎて行く。

SO1-20

SO1-21

よく見ないでもミリーだ。
SFC版では宿屋に駆け込むところまで映るが、PSP版以降は港で目の前を横切るだけ。

ミリーは全然変わってない様子。シウスと自己紹介を交わす。
と思ったら、こんな台詞が飛び出す。
そうだよね、ミリーかわいいよね・w・b
あの性格だと「ありがとねー・w・」とか返しそうなタイプだ。オフ友に多い。
オン友は全然そんなことないとか言う人が多い。

実は、ミリーの側にもこっちで会った仲間が1人。マーヴェルという。
今ここにいないのは、ロニキスとともに町を出ていったから。
昨日、エクダートの先にある町イオニスに真紅の盾が来ていることを知ったら
マーヴェルがそこに直行。ロニキスもついていった。

で、そのマーヴェルはすっごい美人らしい。
ミリー:色白で、スタイル最高で、足首もこーんなに細くて!
同性から見てもまいっちゃいました、だって。
それを聞いて、イリアは気が気でない様子。
台詞だけは平静を保っているが、あれはキレる寸前に違いない・w・;

とにかく、早くイオニスに行った方がいいのは間違いない。
ミリーは選択肢も何もなしで仲間になる。

・・・のだが、なんとLv30に上昇。
これはPSP版最大のサプライズと言えるかもしれない。
SFC版ではタイムゲートを渡った時のLvを引き継ぐので、大体Lv5~6だった。
現在、ラティはLv19。追い抜かれてるよorz
もしパージ神殿に寄り道していても、ここまでにラティをLv30まで上げるのは
意図的にレベル上げを入れないと難しい。


エクダートのBGMは、新曲「Sweet Time」。ここでしか聴けない。
いつ来ても紅葉が広がる、景色のいい町だ。
楽器店や宝石店など、他では見かけない店がいくつか。
SFC版では消耗品の補充が問題だったが、PSP版以降は行商人オロシが登場。
回復アイテムが欲しくなったら、彼から買おう。

町を一歩出ると、そこは魔王アスモデウスの勢力圏内。
これまでより2段階ほど強い魔物が現れる。
ここで初めて戦闘不能を出した。持っていたリザレクトボトルを使おう。
1個500フォルと、そこまで高額ではないのが幸いだ。
幸運にも、サーヴェンからワルーンソードを入手。
ラティが今使っているシンクレアーより、2段階上の武器だ。これはありがたい。


イオニスに入った途端、イベントに入る。
マーヴェルが真紅の盾に戦いを挑んでいるところだった、
結局のところ、真紅の盾が力不足のマーヴェルを見逃す形で落ち着く。

やはり、ロニキスもいる。
話をまとめるために酒場に入るが、みんなして勝手に行動。
ロニキスとしては頭痛がするところだ。

ポートミスでのPAと同じく、ラティは酒を飲まなくなった。
当然のように、イリアとシウスは飲みまくっている。

SO1-22

漫画版でもその酒豪っぷりは健在。
酒場で食事に行った時、ロニキスとミリーをあっさり酔いつぶしていた(ラティは同席しなかった)。
ラティ:なんでイリアさんだけ平気なんだろう・・・?
けれどミリーは18歳、本当は酒が飲める年ではない。
今だったら描けないシーンだろう。90年代当時は緩かった。

数時間後・・・酒場はこの通り。

SO1-23

定番な寝言である。
SFCだと、(酒飲んだせいで)頭痛がするという台詞だった。

唯一起きているロニキスは、外にいるマーヴェルと2人だけで話す。
マーヴェルの秘密の話・・・それは大体以下にまとめられる。

・かつては暗殺者集団の仲間だった
・今の生きる目的は復讐のみ
・そのために本来の体を捨てた
・旧異種族の遺跡で、新たな体に乗り移った

どれひとつ取っても、すさまじい話である。
マーヴェルは1人で旅を続けることを選ぶ。
もし本体を見つけても、触れないでほしい・・・そう願って。


というわけで、今回はマーヴェルは仲間にならない。
ロニキスは必ず同行するため、これでパーティは5人だ。
以降は、バトルメンバー4人を選ぶこととなる。
SOシリーズでは、リザーブは経験値を得られない。
4人固定で行くか均等に育てるか、プレイヤーの性格が出るところ。
SFC版ではラティを外せなかったが、PSP版以降は外せるようになった。

仲間とも合流できたことだし、そろそろ過去に来た本題――魔王討伐にかかる。
まずはこの先のヴァン城へ向かう。


このイオニスは、SFC版では港町といわれていたが・・・実は港が無い。
開発段階ではあったのかもしれないが、設定が変更されて住民の台詞は変え忘れたようだ。

PSP版以降では、名実ともにクリエイターの町となった。
アイテムクリエイションに必要な素材、例えば万年筆やマジカルクレイ、スミスハンマーなどを揃えたくなったら
この町に来ればほとんどは揃う。
今後クリエイトを習得したら、また来よう。

3:48
ラティ:Lv20 イリア:Lv17 ロニキス:Lv30 ミリー:Lv30 シウス:Lv18



[#07] Dec.28

イオニスからヴァン城下町へは、山脈を迂回するように街道が続く。
かなり長い道のりだ。

しかも、出現する魔物がやけに強い。
攻撃力の高いダイアウルフ、リザードアクス、コボルドキングが集団で現れれば
ほぼ毎回のように戦闘不能を出すこととなる。
さらに言えば3回も全滅したorz
どうやら、Switch版になって敵の攻撃力が上がったらしい。

加えて、今回パージ神殿に立ち寄らなかったため前衛陣のレベルが低い。
この段階でLv20は、PSP版でもきついかもしれない。

それでも踏破を目指すなら、リザレクトボトルを可能な限り買う。
15個ほどあれば、なんとか足りるだろうか。
あとはダイアウルフの集団と会わないことを願い、スカウトでエンカウント率を下げて進もう。


あのような無茶は続けられないので、スキルを利用。
ここで使うのは、遊び心のスキルだ。
はっきり書かれてはいないが、天からの授かり物――フォルがもらえる。
ロニキスとミリーの2人分、スキルLv6まで上げれば合計43,200フォルだ。
これだけあれば、ヴァン城下町で装備を揃えるには不自由しない。

本当はクリエイトで装備やアイテムを揃えたいのだが、SO1では消費SPを減らす根性に440pが必要となるため
Lv30くらいまではまともに他スキルを上げることができない。
アストラル城下町でもらえる謝礼や、パージ神殿で手に入るSPなどの有無でもまた違うが。
やっぱりパージ神殿に行っておくべきだったか?


長い街道を通り過ぎ、ヴァン城下町に到着する。
正式名称はヴァン・イ・イルというのだが、長いので省略されている。

いつの間にか、パーティの主導権がラティからロニキスに移っている。
単純に年長者だし、地球連邦でのロニキスは宇宙船ひとつ任される立場だ。
リーダーとしての経験が違う。

城に行く前に、遊び心のスキルで得た資金を装備強化に回す。
武器屋だけではなく、この町には靴専門店もある。
DEFに加え、AVDも見て選ぼう。


まずは国王に謁見。いきなりだけど。
国王と大臣は、これから何度も世話になる方々だ。

力試しに、城の地下にある試練の迷宮に挑むことになる。
中は狭いが、敵はそれなりの強さ。
一番の強敵はウィスパーだ。SFC版ではボスの取り巻きとしてのみ登場だったが、今回は普通に出る。
ディレイやサイレンスを使用する上、一撃で600ダメージ以上を与える。
こちらのDEFから計算すると、ウィスパーのATKは700前後。PSP版の1.5倍といったところか。

しかし、メイリィやサベイジは大したことはない。
フロードジェリーも接近できればすぐ倒せる。
全体的に言えば、フィールドの方が強敵が多いかもしれない。


仕掛けは変更されている。途中にあった「足音を立てるな」の石碑が消えた。
あれは全く意味のないメッセージだったんだが。

迷宮の終盤に、SFC版では「日の昇る方角より○×○○○××」という石碑があったが
これに代わるであろうレバー仕掛けが今回もある。
満ち欠けの状態が違う月の絵を見て、6本あるレバーのうちいくつかを動かす。
しかし、「光の中では真の道は開かず」。
石碑に描かれた月と、光影が逆転しているものが正解。

これを突破すればボス戦。直前に短いイベントが追加された。
相手はペリュトンとウィスパー3体、サイドアタックだ。
ここもやはり、山場は取り巻きを片付けるまで。
アイテムを惜しみなく使い、全力でウィスパーを仕留めにかかるのみ。

親玉のペリュトンは、挟み撃ちにすれば大したことはないが
HPが27600と、PSP版の1.5倍に増加した。
これは、SO2におけるGalaxyモード(通常より1段階難しい)がデフォルトになったと見ていいのか?
全部の敵が強化されたわけではないようだが。

最後まで敵は出るので、ボスを倒した後も油断してはならない。


試練の迷宮を突破すると、ヴァン国王から正式に魔王アスモデウス討伐を任される。

話をまとめると、以下の通り。

・魔界の入り口は、原則としてこちらからは開けられない
・ただし、真実の瞳を使えば可能
・この世界と魔界を最初につなげたのは、この世界にいた者たち――ムーア人だった
・どこかから降臨したように、惑星ロークに現れたらしい
・真実の瞳を作った理由は不明

ムーア人は、真実の瞳についての情報を4王家に分けて託した。
それら全てを知らなければ使えないようにするために。
つまり、真実の瞳を使うなら4王家の同意が必要ということだ。
これから各国の王に謁見して回ることとなる。

さらに、四聖獣奥義を習得。
奥義スキルはシリーズでもSO1にのみあるシステムだ。
これを習得していると、特定の技を使った時に一定確率で奥義技を習得できる。
確率は対象となる奥義技の種類と、奥義スキルのLvにより変わる。
根性Lv10なら奥義スキルは少ないSPで上げられるので、習得したらすぐLv10にしよう。

四聖獣とは、すなわち蒼龍、白虎、朱雀、玄武。
これらの力を加えた奥義技を覚えられるわけだ。
ラティならば、衝裂破から朱雀衝撃破、衝霊破から蒼龍醒雷斬に派生する。

前者はSFC版では、朱雀撃破だった。
複数HITする上に強制無属性で消費MPも多くなく、サブウェポンに最適な技だった。
ただ、今回は攻撃範囲が広すぎて逆に接近戦には不向きと、使いづらい技にorz


その夜、宿屋でロニキスとイリアの会話。
ここは魔界が実際にあって魔王がいる世界。神も存在するのかもしれない。
けれど、超常現象をそのまま認めていいのだろうか・・・?
ここでは、今は生きていないロニキスの妻のことも話に出る。

この話については、これから旅を続けていれば答えは出るのだろう。

4:30
ラティ:Lv24 イリア:Lv23 ロニキス:Lv33 ミリー:Lv33 シウス:Lv22


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